迎春

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kaiun-kagyu200901018269.jpg あけましておめでとうございます。

 

 平成21年が始まった。県央地区にある神社では毎年、迎春干支ねぶたとして神門に飾られる。今年の干支は丑。お題は「開運火牛」とのこと。勢いのある牛が駆けていくさま、迫力があった。おそらくは夕方以降に点灯された姿はさらに活気のあるものであろうと思われる。

 世間的には、昨秋からの動乱がしばらく続いて、相当に厳しい状況に追い込まれるのは必至。どんな状況にあろうとも、力強く粘り強くありたいと願うばかり。今年初のおみくじで大吉を引いたので、希望を持って、この一年を過ごそうと。

                           今年もよろしくお願いいたします。

大晦日

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suisen200812268254.jpg 静々と、粛々と、この一年が過ぎ去ろうとしている。同じような一日がひとつ、またひとつと過ぎて晦日を重ね重ねて。そうしてまたひとつ重ねて大晦日。

 今年もいろいろとあった一年だったと回想しつつ、代わり映えのない日々を重ねられたことに感謝し、加えて穏やかにこの日を過ごせることを有り難く思う。

 蝋梅が咲き、日本水仙が咲いて、小庭も冬景色。明るい光りのなかに、この一年ごと包まれながら。

 陰に日向に、お言葉を賜り、感謝。

                               今年もお世話になりました。

冬枯れ

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roubai200812228245.gif 暖かな空気に包まれつつも、昨日、今日と吹き荒れる強風は、小庭を一気に冬枯れの景色に変えていく。色褪せて枯れ色になった葉から順々に散っていくはずが、これでもかこれでもかといわんばかりに吹き、梢から削がれるよう。

 例年なら、蝋梅の花が咲く頃でも、まだ青々とした葉さえ残っているのだけれども、今季のそれは細い灰色の枝に、黄色の蕾が目立つ。一年ぶりの蝋梅。せめて枯れ落ちるまで風は控えめにしてもらえないだろうか。硬い蕾までもが削がれてしまいそう。

 何はともあれ、蝋梅開花。今年もあと少しなのだと再認識させられた。

 

初霜

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yuzu200812138237.gif 窓外に飛び込んで来たのは、お向かいのお宅の白い庭。一面に薄っすらと白いものに覆われていた。掃き清められている見慣れた土色が白色に変わっていて、思わず声を上げそうになる。この冬一番の冷え込みといわれていただけに、霜が降りていても何の不思議もないけれど。今季初とあれば、ものめずらしくもあり。

 先日、いただいた柚子の香りはいまだに充満している。今月ももう半ば。つまるところは今年も残すところ、あと半月ということに。年経るごとに、一年を短く感じるように思うのは何故だろう。思考に行動が伴わなくなってきたせいだろうか。

 4年越しの肘に加えて、腕、肩、背中に、今日は腰まで痛い。やれやれ。

強かさ

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yamamomiji200812048233.gif 山椛。これは紅枝垂れ。深い切り込みが一枚の葉をより繊細に見せている。その赤みは燃えるという言葉がもっとも適しているように思う。

 この一枚を収めた翌日には、瞬間最大風速27.3mの強風と激しい雨、時ならぬ嵐に見舞われて、落ちるべき葉はまるで削がれるように落とされて。生き残った赤い葉を堅持した木は精悍で清々しくさえ思われる。

 余分を省くということ。しなやかということ。それらを通り越した向こうには、強かさという本物だけが持つ妙味がある。余韻の妙も味わいとしては赴き深いけれども、一切の余分を省いた無駄のない姿というものにのみ齎される強さが在る。

柔らか味

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momiji200812048230.gif 朱に染まる直前の、金茶もまた美しい一瞬。一点の明るさはフラッシュの光ではなく、自然の光り。木洩れ日の明るさ。冬の光りは柔らかに照らす。

 ぼんやりと眺めていたテレビから食事風景の映像が流れていて、開口一番に発せられたのは「やわらかーい!」気になって、その一言に注視していると、あちらでもこちらでも開口一番に「柔らかい」。食感は味わいのひとつではあるけれど、甘いとか辛いとかの五味を飛び越えて、柔らか味に感応するのはイマドキの反応なのか。素朴な疑問を抱くのはもはや旧世代、昭和の遺物なのかと平成20年の初冬に思う。 

篝火

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cyclamen200812028227.gif 年を経るごとに一年を短く感じるようになるのか、それとも年ごとに慌しさが増しているのか。今年も最後のひと月、師走となった。窓辺に置いたシクラメン。別名を篝火草と。次から次へと蕾が伸び、花びらだけが上へ上へと上がりつつ開いていき、開ききったさまは炎の燃え盛るが如く。満開の花の下には、親が子を抱くように、小さな蕾が順番を待っている。

 霜月11月も半ばを過ぎると、喪中はがきが届けられ、驚愕と落胆とが一度に押し寄せて心が締め付けられることもしばし。今年はなんということか、親が子を送るというはがきが続けざまに届いた。今夕届けられたそれは、まだ二十歳になったばかりの長女を送られたご両親の連名で。子が親を送るのは哀しみの最中にもどこかで納得でき得るもの。けれども、親が子を送る哀しみはいかばかりかと心中察するにあまりあって、かける言葉がみつからない。親の心の中には篝火のように子への尽きせぬ思いが燃え続けるのかもしれない。

寄添う

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roubai200811188188.gif 冬の花、蝋梅の蕾が気になる頃に。蝋細工のような透明感、仄かに黄色の発色、円みがありながらも爽やかな香り。冬の枯れ色にあって、一点光を発しているような艶めき。今季もたくさんの蕾をみつけ、また寒気の寒々しさに、温かなひと時を迎えられそう。

 葉陰に二つ揃っている様子は、相合傘の下の二人のようにも見えて、なんとも微笑ましくもあり。寄添うということは、互いに近づく気持ちが根底にあることの証明のよう。

 

息吹

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tanpopo200811188187.gif 天気予報のとおりに午後は雨。

 石畳の合間に、僅かの隙間をみつけた蒲公英が芽吹き、花を咲かせている。雨に打たれても、冷たい雨に打たれても、寒い風に吹かれても、じっとその場に居て、圧倒的な力強さを誇示する。小さな存在の中にある大きな生命の息吹。

 大きな国の招いた混乱の影響が津波のごとく、この小さな国にも押し寄せて侵食っされていき。大海原を漂い、関わる国々の足元を濡らしていく。大地に根を張るということが難しくなっている。どんな状況であれ、生きるということを蒲公英に教わるよう。

到来

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kiku200811208200.gif 立冬を11月7日に迎えているのだから、暦の上ではもう冬の扱い。今は初冬と。冬なのだから寒くなるのは当然なのだけれえども、今朝は今季初めて寒いと感じた。最低気温5℃。いよいよ冬の到来と実感した。

 時間が経つにつれ、どこまでも青く澄んだ空に明るく降り注ぐ陽射しは温かなぬくもり。小鳥が飛び交い、穏やかに時が流れて。

 陽だまりでは、小菊が花を咲かせていた。太陽からの贈り物を全身に受けて。

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