小宇宙

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  届けられた箱からは甘く円やかな香りが漂っていた。箱を開けると、さらに香りは豊かになり、姿をみれば神々しいほどの薄紅色の柔肌をもった球体が整列していた。
  円いということ。どれも完全なる球ではなく、ひとつとして同じもののない、その歪さがむしろ個性を強調しているかのようだった。
  冷やした後に口に含むと、芳香と質量に魅惑的な美味が加わり、心が満たされて行った。僅かな接触でも傷ついてしまうこの繊細な球体は小宇宙。

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このページは、Malyrineが2008年7月13日 21:15に書いたブログ記事です。

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