2008年9月アーカイブ

林檎

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  1歳児の顔ほどもあろうかと思われる大きな大きな林檎をいただく。掌に載せると、ずしりと重い。計ってみると、1個当たり500グラムはあって、中には525グラムという強者も。弘前富士というそうな。こんなに大きな実の生る枝はどれほどしなっているのやらと、遠き北の地に思いを馳せる。
   小庭では、まだ百日紅の花が咲いていて、白粉花も元気いっぱいに繁殖したまま、夏の振りをしているけれど、すでに名残の暑さもすっかり姿を消して、今日のこちらは最高気温23℃の予報、ひんやりとした空気に包まれている。新内閣は予想通りに失言大臣が登場し、稲穂のように頭を垂れていたけれど、心にない言葉は発しないものではないか。失言に気づいたとき、せめて林檎のように頬を赤らめてでもくれたら、可愛らしいものを。

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  白を追うように咲いた曼珠沙華の赤。百十紅の下にあるせいか、陽の光を求めるように伸びて、白よりも少しばかり背丈が高い。
  先日の雨上がりに写したものだけれど、今もまだ小庭で赤く燃えている。赤い花というものは自身の力のすべてをその色に表しているようで、特にこの花の赤はその感が強く出る。造作の細やかさに比べて、その色のなんとも鮮やかなこと。それでいて、たくさん咲いていてもどことなく寂寥感が漂うような。あの世とこの世とを繋げる赤い血のようでもあり、死者と生者との命の架け橋のようでもあり。緑の濃淡の中に燃える情念の焔。

雨中の花

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  秋驟雨と呼べば、外降る雨もいくばくか和らぐような。台風の近づく気配を否が応でも感じさせる雨脚の激しさを増しては休んでみたり。今宵は雨籠ると決め込みたいところではあるけれど、子供のお迎えがこのあと控えている。明日はいよいよこちらに最も台風が接近するらしいので、雨障り。
   朝、雨の合間に小庭へ出てみれば、白の曼珠沙華が開花していた。繊細なる花びらのひとつひとつに雨露を置き、曇天の僅かな光をその小さな珠に輝かせつつも、その重みに堪えるさまが儚げで。それゆえにいっそう美しくあり。

秋晴れ

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   先日、小庭の東側を歩いたときには全く姿は見えなかったのに、今朝、唐突に曼珠沙華の莟に気づいた。彼岸花の別名を持つこの花は毎秋ごとに秋のお彼岸の頃にきちんと咲いてくれる。今年は白色のものが3、4つ。赤色のものも同じくらい咲きそうな様子。6年ほど前になろうか、巾着田(埼玉県日高市)で球根を買い求め、ここに植えてから少しずつ大きくなってきた。代わり映えのない日々に、彩りを添える花。感謝と期待をも寄せて。今日は秋晴れ。台風の影響か、明日からお天気が崩れるそうな。花の咲く頃だけは穏やかでありますように。

秋めく

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   昼間にはまだ暑さは残っているものの、盛夏のそれとは全く姿を変え、匂いを変えて。朝晩のひんやりした空気は心地よいものになってきた。日暮れが少しずつ早まり、夜、窓を開けていると、虫の音が聞こえて来て、秋の宵に深みを増している。
   小庭の南西に植えた桃の木に元気がないのが気がかりで、ここしばらくの間、そこにだけ注視していた。今日、久しぶりに小庭の東側を歩いてみたら、モチノキの根元に群生している薮蘭がたくさんの莟を付けているところだった。木漏れ日が柔らかく照らして。