朱に染まる直前の、金茶もまた美しい一瞬。一点の明るさはフラッシュの光ではなく、自然の光り。木洩れ日の明るさ。冬の光りは柔らかに照らす。
ぼんやりと眺めていたテレビから食事風景の映像が流れていて、開口一番に発せられたのは「やわらかーい!」気になって、その一言に注視していると、あちらでもこちらでも開口一番に「柔らかい」。食感は味わいのひとつではあるけれど、甘いとか辛いとかの五味を飛び越えて、柔らか味に感応するのはイマドキの反応なのか。素朴な疑問を抱くのはもはや旧世代、昭和の遺物なのかと平成20年の初冬に思う。
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