2009年3月アーカイブ
昨日の22日に、横浜でも桜の開花宣言が出された。元町公園にあるものが標準木で、ここの花が開けば開花となる。それ以前に、早咲きのカンザンザクラ(関山桜)の緋色が咲き、そのあとにカンザクラ(寒桜)の少し濃い目の薄紅色が咲いているけれど。
この日は次女の16回目の誕生日。経産婦でありながら、あまりの激痛に「お腹、切って!」と叫んだけれど、必要性のなさに看護士さんたちは、「はい、呼吸法!」とにっこり。あの日から16年。大病もなく、喜怒哀楽も明確に、よく無事に育ってくれた。弓道部で段を取ったかと思えば、今度は軽音楽部でドラマーに転身。繊細で小さな棘もあるけれど、ぱぁーっと開花したような明るさもあり。バラの花をみるたび、次女を連想する。
南米原産の花韮の数株を植えてから10年。この時季だけ、その辺りだけは野原のようで。今では小さいながらも群生と言っても良さそうな。気の向くままに少しずつ増えていくさまは、本当に自然で在るがままを地で行く感がある。真っ白な花弁に、微かに薄く青紫の一筋が、清楚さを増して。取り立てて主張するでもなく、ただ静かに花開いている。最初は植えたものではあるけれども、時を経てすっかりここに定着しており、野の花と化している。馴染むというのは、ある程度の時間と条件が必要で、ひとの暮らしもまたそれに似ている。此花は毒を持っていて、食するとお腹を壊すとか。命を奪ってはいけない、そんな身勝手を許すまいとする。清楚の中に命がけの強さを内包している。
暖かくなってきたということか。
雛祭、桃の節句といわれる今日、3月3日。8日ぶりに晴れた昨日とは打って変わって、今日は曇天。午後には雨から雪にとの予報が出ているくらいに寒い日。そんな寒い日に、長女の学校の体育館で卒業式が行われ、震えながらの参列。「卒業証書授与式」の別名もありながらも、クラスごと、代表者に証書が渡されるという至って簡素なものだった。親が感動するものである必要はないけれど、ようやくここまで来たという感慨は、式典の後にやってくるのかもしれない。ここの生徒は温室育ちとの異名もあるほどに、温和な雰囲気の中での3年間。長女にとってこの3年間で得られたものはかなりあったらしく、偏差値を度外視して自身の選択で進学したこともあって、長く記憶に留まることであろうと思う。女の子の健やかな成長をまずは祝い、感謝することに。
今年は本物のお雛様を出しそびれてしまったので、
千代紙で俄か作りのお雛様に。
