2010年2月アーカイブ

時季

| | コメント(52)

suisen201002238817.jpg

 

 

 世の中で何が起ころうとも、小庭では時季をわきまえた花が咲く。

 寒気の中、午後の光りを浴びつつ。

 

 

長女に漸くひとつめの春の知らせ。

早春

| | コメント(1)
fuki201002238812.jpg 気にはなっていたけれど、気ぜわしさに観るのを忘れていたら、蕗は静かに育っていた。ふきのとうはすでに跡形もなく、花を開かさんとばかりに。中には気の早いものもあって、すでに花と化しているものさえあった。時間がないだの何がないだのと口実をつけていた自分が情けないやら恥ずかしいやら。植物は無言のままに、冬を感じる前には冬支度をし、時期を感じては春の準備をしている。自然に生きるとは、時に流されるのではなく、時と向き合うこと。時期に応じて対応するということ。花が時季に咲くということは、下準備からきちんと用意がなされていてこそのもの。花が咲いた咲いたと喜ぶだけでは失礼この上ない。とはいえ、こうしてじっと眺めていると、やはり、春だ春だと思ってしまうのも実際のところ。

淡雪

| | コメント(88)

snow201002188809.jpg ふわりふわり、ふわりふわりと重なりあい、小枝に白い雪衣。たぶん今季3度目の降雪。小庭ではこんなに積もっていたのに、隣接する道路のアスファルトには見る影もなく。春の雪らしく、柔らかですぐに消えてしまう。

 暖冬と聞いた記憶も不確かだったのかと思わざるを得ないような寒い日々。先週の18度を越えた暖かさはどこへ行ったのかと。寒暖を繰り返し、少しずつ、少しずつ春に近づいていく。

 今日は亡母の誕生日。記憶の中の亡母は享年で止まっていて、生きていたらと思っても想像もつかないが、今ほどには雪も珍しくはなかったであろう。薄れいく記憶、淡雪のごとく。

2年越しの春を待つ長女。

吉報未だ届かず...。

 

初雪

| | コメント(102)

hatsuyuki201002018805.jpg 天気予報を当てにしていなかったら、どうやら当たったようで。何年ぶりだろうか、夜の小庭が一面の白い雪に覆われている。蝋梅の小枝に乗った雪は、限りなく水分の多い雪ではあるけれど、気温といい、降っている様子といい、これは大雪になるのかもしれない。もっとも、こちらでいうところの大雪はわずか3cmばかりの積雪を指す。不慣れな者にとって、その3cmもの積雪が脅威であり、その表面を歩くのは恐怖にさえなるのだから、情けないというか、恥ずかしいというか。中途半端に水っぽい雪が冷え切ったままの路面を想像するに、坂道に面した我が家は明日の朝が気にかかる。自然の為すことに何もできない不甲斐なさ。人間の傲慢を冷たくも美しい雪は静かに語るよう。

明日は長女の試験日。

無事を祈るしかない。