2011年1月アーカイブ

熟成

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birthday20110131035.gif ようやく二十歳を迎えた長女。これで正式に成人の仲間入り。昨日と今日とにどれほどの違いがあろうかと問われたら、自身の心に聞くようにと答える用意をしていたいたが、彼女に問われることも無く。

 定番のバースデーケーキはもとより、この日には特別のものを開ける日でもあった。長女が生まれた年に漬けた梅酒の解禁。二十歳になったら開けようと20年前に唐突に思い決めて、ようやくこちらも二十歳。琥珀色のそれは、円やかで、あっさり。しかして、20年分の記憶を蘇らせる熟成の味がした。

成人

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Adult'sDay2011012034.gif 成人の日が1月第2月曜日になって6年ほどになろうか。未だに馴染めないまま、この日を迎えた。

 初めて子を持った日から20年が経ち、誕生日前の長女は19歳のまま、式典に出席した。式典自体は、お話のみで、これと言った記念品らしきものもなく、言わば同窓会のようなものだったらしい。

 遠い昔、自分がこの日を迎えたときには大した感慨も無く、式典にも出席せず、友人と遊んでいた。帰宅すると、家では祝宴の準備がすでに終わろうかというところだった。俄かに襲ってきた申し訳なさと自戒と恥じらいとで、親への感謝はすぐには言葉にできなかった。子を持ってようやく親心を知る。今は無き両親に、今更ながらの反省と感謝。

白梅

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ume20110105003.gif 

 古くから歌に詠まれきた梅の花。桜の頃には皆が飲み騒ぐのに、この花の頃は限りなく静か。梅園にはそれなりの人でもあろうけれど、花は静かに眺めるのが花に対する礼儀のような気がして。

 道真を慕ったとされた飛び梅も、小庭に咲く白梅も花に変わりはなく。ただひたすらに咲く。それでいい。それがいい。

水仙

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suisen20110105002.gif 

 

 冬枯れの小庭に、光を集めて咲く水仙。

 下向きに佇む姿はいつ見ても可憐。寂しげな横顔に見えたり、清楚ながらも凛として見えたり、物憂げにも見えたり。花の見え方はこちらの心の在りようそのもの。花は何も語らず。

蝋梅

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roubai20110105013.gif 慌しく年の瀬を過ごしていたせいか、蝋梅を眺める時間が見出せずに。その名の通り、蠟作りのような黄色の花びらは、芳しき香りを辺り一帯に漂わせ、静かに咲いていた。

 花の後ろに広がる空はどこまでも青く、雲ひとつなく。散り忘れた茶褐色の葉は、枝先から離れがたいようにも思えて。

 澄んだ空を見上げる身に明るい陽射しと寒気を帯びた空気が冬らしい。

飾り

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okazari20110101021.gif  例年ならば、玄関のお飾りはシンプルなものを用意していたのだけれど、不景気の風を吹き払おうと、今年は趣向を変えて、俵やら、祝い鯛やら、七福神の弁財天と恵比寿さまやら、獅子舞に岡目、商売繁盛と開運招福の御札やらに、交通安全守りに大入り袋と盛りだくさんに。欲張りすぎの感も歪めないけれど、まぁ、これもひとえに主の、祈りにも似た願いの表れと。飾り海老がないのは、長生きよりもまずは今現在、今年の一年をという思いを凝縮しているのかもしれない。

 いつだったか立ち読みをしていた自己啓発本の一説に「不確かな不安より不確かな自信を持て」とあったのを思い出した。祈って願って拝み倒して、前に進むしかない。切なる願いは、これがただの「お飾り」にならないように。

迎春

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newyear20110101024.gif 

 新しい年を迎えて。

 卯年らしく、少しばかり跳ねるくらいの飛躍となれればと、珍しく思ったり。

 おみくじの結果は、中吉。「自分の立場に固執せず、周りのことも考えて行動すれば、明るい展望が開けます」とのこと。

 

 今年もよろしくお願いいたします。